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あらすじ

熊本城に生涯を賭した築城家の一代記、感涙必至の戦国ロマン!

藤九郎、わしと一緒に日本一の城を築いてみないか――。
織田信長の家臣・木村忠範は本能寺の変後の戦いで、自らが造った安土城を枕に壮絶な討ち死にを遂げた。遺された嫡男の藤九郎は家族を養うため、肥後半国の領主となった加藤清正のもとに仕官を願い出る。父が残した城取りの秘伝書と己の才知を駆使し、清正の無理な命令に応え続ける藤九郎――。戦乱の世に翻弄されながらも、次から次に持ちあがる難題に立ち向かう藤九郎は、日本一の城を築くことができるのか。

作者より

<この作品で訴えたいこと>

どのような壁に突き当たっても、
越えられない壁はありません。
すぐに「無理だ」「だめだ」と思考停止せず、
知恵を絞ることが大切です。
本文中にも何度か書きましたが、
高所から考えたり、別の角度から考えたりすることで、
解決不可能だと思われる問題も、
実はたいしたことなかったということは、よくあるんです。
要は何事もあきらめないことが大切です。



<本作のアピール・ポイントについて>

城造りの小説というと、
技術的な用語が出てきて分かりにくいというイメージがあるかもしれませんが、
そこは工夫しているので、
全く心配は要りません。

また熊本城だけを造るお話ではなく、
主人公たちは菊池川治水、田原坂の構築、
肥前名古屋城の築城、さらに朝鮮半島に渡って西生浦城と蔚山城の築城もします。
それで帰国してから、ようやく熊本築城となるので、
飽きることなく物語に没頭できると思います。

書籍データ

発売日 : 2020/9/30
単行本 : 400ページ
ISBN-13 : 978-4041092866
ISBN-10 : 4041092868
出版社 : KADOKAWA(単行本) / コルク(電子書籍) (2020/9/30)

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