時は鎌倉時代末期。足利家の家宰・高師直は、幕府より後醍醐帝追討の
命を受け上洛の途に就く。しかし師直は思う。「これは主人である尊氏に天下
を取らせる好機だ」。帝方に寝返った足利軍の活躍により、鎌倉幕府は崩
壊。建武の新政を開始した後醍醐帝だったが、次第に尊氏の存在に危機感
を覚え、追討せよとの命を下す。だが師直はすでにその先に野望の火を灯して
いた。婆娑羅者・高師直の苛烈な生き様を伊東潤が描いた南北朝ピカレス
ク、開演!
徳間書店 2014年7月9日発売
1650円+税
新刊情報
新刊「野望の憑依者(よりまし)」のご案内
2014年7月9日