本日は担当編集による更新です。
『江戸を造った男』の発売まであと2日に迫った今日は、
冒頭のシーンをほんの少しだけ、紹介しちゃいます!
以下、装丁・イラストは、イラストレーター・ヤマモトマサアキさんのflickrよりシェアさせていただきました。
詳しくは、ヤマモトさんの公式HPを御覧になっていただきたいのですが、
ヤマモトさんは、伊東潤作品以外にも様々な作家さんの装丁を手がけられており、2013年には、第44回講談社出版文化賞さしえ賞を受賞されてます。
伊東潤作品では、例えば、
『鯨分限』(光文社)
『峠越え』(講談社文庫)
などの装画を担当していただいています。
ヤマモトさんの装画は、作品の世界観がひとつひとつ忠実に表現されています。
装画と、伊東さんのリアリティある文章とが相まって、さらに伊東作品に臨場感が増しているのではないでしょうか。
伊東作品には欠かせないイラストレーターの一人であることには間違いありません。
そして、「週刊朝日」連載時の挿絵も、ヤマモトさんに担当していただいたのです。
ヤマモトさんの公式flickr公式には、多くの挿絵がアーカイブされていますので、是非ご覧になってみてはどうでしょう。
それでは、挿絵とともに作品冒頭のシーンをご紹介します。
“ 葛籠を背負った身の丈六尺(約百八十センチメートル)にも及ぶ男が、雪の積もった木曾路を懸命に進んでいた。
雪中を歩くことに慣れていないためか、しばしば男はつまずき、手をついてしまう。
それでも男は歩みを止めない。
——負けてたまるか。
男が見上げる夜空には星の一つもなく、ただ無数の雪片が、果てることもなく降ってきていた。”抜粋:: 伊東潤 『江戸を造った男』
モノクロの挿絵からは、幻想的なイメージも感じられ、雪中を歩く苛酷さも伺えます。
さて、この男は、誰で、何のために、どこに向かっているのでしょうか。
続きは、9月7日(水)発売までお待ち下さい。
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