あらすじ
第一級の歴史作家が読み解く、
関東甲信の隠れた名城35(紙書籍)/46(電子書籍)のガイド
お城ブームを反映して、
城に関する書籍が多数出版されている。
安土桃山期以降の豪華絢爛な天守閣を擁する城を中心に取り上げた書籍もあれば、戦国期の軍事色が強い古城を扱った書籍まで百花繚乱である。
本書は、気鋭の歴史作家として注目される伊東潤が、
これまでの多くの作品で舞台としてき
た関東甲信の名城を紹介するもの。
多くはこの地域の覇権を競った北条氏、武田氏、真田氏、徳川氏にまつわる城である。
単なる名城ガイドや探訪記ではなく、
歴史作家である伊東が綴る各城にまつわる物語や
縄張り(城の基本設計)の解説が本書の特徴。
読めば必ず現地を訪れたくなるし、
一度行った城でもまた行きたくなる。
現地に持参しやすいハンディサイズ。
●序章で「堀切」「曲輪」「虎口」「馬出」など、最低限知っておきたい中世城郭の基本構造をコンパクトに解説。
●各城について、築城から廃城までの物語、城を舞台にした攻防戦、縄張りの解説を10ページを使って解説しているので読み応え十分。
●北条早雲、武田信玄、真田昌幸、徳川家康などの英傑と城との関わりの背景を詳細に解説。
●江戸城・小田原城などメジャーな城から、杉山城などマニア好みの城まで広範にカバー。
●各章の終わりにコラム「城めぐりが楽しくなる伊東潤のおすすめ小説」を掲載。
など。
また、特典付電子版は、紙書籍に収まりきらなかった11城を追加し、オールカラーに仕上げました。
この本は、ディープな城ファンや伊東潤ファンはもちろん、これから関東甲信の城めぐりを始めたい方々にもおすすめです。
【目次より】*特典付電子版のみ
序章 城の基礎知識
第1章 東京都(滝山城、石神井城、江戸城、*浄福寺城)
第2章 神奈川県(小田原城、玉縄城、津久井城、三崎城、*石垣山城、*小机城)
第3章 埼玉県(武州松山城、菅谷城、杉山城、*忍城、*岩付城)
第4章 千葉県(国府台城、佐倉城、臼井城、本佐倉城、*関宿城)
第5章 群馬県(岩櫃城、太田金山城、松井田城、沼田城)
第6章 栃木県(唐沢山城、祇園城、宇都宮城、*足利氏館)
第7章 茨城県(逆井城、額田城、小幡城、*石神城)
第8章 山梨県(新府城、躑躅ヶ崎館、岩殿城、*若神子城)
第9章 長野県(高遠城、上田城、大島城、旭山城、*戸石城)
第10章 静岡県(諏訪原城、下田城、興国寺城、丸子城、*田中城)
書籍データ
出版社:
(紙書籍)プレジデント社 (2018/12/14)
(電子書籍)コルク(2019/1/17)
言語: 日本語
ISBN-10: 4833423081
ISBN-13: 978-4833423083
(紙書籍)
単行本: 400ページ
商品パッケージの寸法: 17.4 x 11.6 x 1.8 cm
作者より
『歴史作家の城めぐり』は、
「浜銀ベストパートナー」という
横浜銀行関連企業の月刊誌に
24回にわたって連載されたものです。
それゆえ本書は、
横浜や東京からのアクセスを考慮し、
関東一都六県と
静岡・山梨・長野三県の10都県に限定して、
お城ファンなら「死ぬまでに行くべき」
46城(紙本だと35城)をチョイスしました。
プロの城郭研究家が陥りがちな
縄張り研究オリエンテッドなものではなく、
読み物として面白く(一次史料をベースに、
致し方ない場合のみ軍記物などの二次史料を
元に書いています)、
またガイド本として
実用性の高いものを目指しました。
それゆえ、よくある城本ではなく、
伊東潤でしか書けない城本に仕上がったと
自負しています。
ぜひ、お手に取っていただきたいと思っています。