あらすじ
維新とは、志士とは何だったのか。
池田屋事件で死んでいった志士たちを注目の歴史作家が熱く描く。
「乃美さん、わたしは卑怯な男だ」
――明治十年、死の床についた明治の元勲・木戸孝允こと桂小五郎は、かつての同僚に、事件の真実を語り始めた。
池田屋で新選組に斬られ、志半ばにして散っていった各藩の志士たち。
福岡祐次郎、北添佶摩、宮部鼎蔵、吉田稔麿。
松陰や龍馬の周囲で懸命に生き、日本を変えようとした男たちの志とは。
書籍データ
・価格 : 864円(税込)
・単行本 : 432ページ
・出版社 : 講談社
・ISBN-10: 4062939126
・ISBN-13: 978-4062939126
・発売日: 2018/5/15
作者より
この作品は池田屋事件をめぐる志士たちの人間模様を描きつつ、
証言が食い違う桂小五郎の動向に迫っていくという、
ミステリーテイストに溢れたものです。
志士たちの熱い魂を、一人でも多くの方に触れてほしいと思います。