あらすじ
歴史小説の名手、伊東潤が放つ川中島合戦!
義を貫いてこそ―。
上杉謙信と武田信玄が鎬を削る北信濃の地で、
若武者須田満親が、才を磨き、戦塵を駆け抜ける!
文庫版にあたり、大幅改稿!
装画は長野剛さん、解説は乃至政彦さん。
徹底的な現地取材を基に描く新たな合戦像!
時は戦国、あまたの武将ひしめく北信濃の地。
甲斐の武田晴信(信玄)は、今川・北条と盟を結びつつ野望の眼を北に向けた。
北信の盟主村上義清に忠義を尽くす須田家の後継満親と、
従兄にして刎頸の友でもある須田庶家の信正。
川中島に所領を持つ二人の若者は悩み、葛藤する。
道は二つ、裏切ってでも生き残りを策すべきか、滅ぼうとも義を貫くか。
やがて武田の脅威に抗しきれなくなった時、
満親は越後の長尾景虎(上杉謙信)に支援を請う使者に立った……。
北信濃を巡って謙信の義と信玄の欲が火花を散らす中、
流転を強いられる須田一族の運命は――。
書籍データ
文庫
出版社: 祥伝社(紙書籍 )、コルク(電子書籍)
言語: 日本語
ISBN-10: 4396345283
ISBN-13: 978-4396345280
発売日: 2019/5/15
作者より
最新の定説に独自の解釈を交えた
最もリアリティのある川中島合戦小説だと自負しています。
『天地雷動』をお楽しみになれた方には、
さらにご満足いただける内容だと思います。