12月14日に発売された『一睡の夢~家康と淀殿~』の電子版が発売されました。

電子版には伊東潤作品の単行本(文庫本)未収録作『夢路はかなき』が収録されています。

『夢路はかなき』は柴田勝家を描いた作品です。

こちらは現在単行本(文庫本)化されておらず、今回が初の収録となります。

 

先に尽きるのは家康の寿命か、豊臣家の命脈か。
まったく新しい「家康像」を描き出した本格歴史小説!

いまだ盤石でない徳川幕府を案じる老齢の家康は、二代将軍である息子・秀忠を揺るぎない天下人にするための体制づくりを急いでいた。

一方、豊臣家の威信凋落を肌身で感じる淀殿は、愛息・秀頼の復権に向けた効果的な打開策を見つけられず、焦燥感を募らせていた。

 

宿命と因縁に翻弄され、矜持と野心の狭間で揺れ動く二人は、やがて雌雄を決する最期の戦いに、それぞれ活路を見出そうとするが……。

父であるが故の、母であるが故の苦悩と喜び。親が子に寄せる想いが時代を動かす――。
己の「死」の先に見出そうとした「希望」とはいったい何だったのか?

 

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