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書籍データ

・価格:税込700円
・単行本: 412ページ
・出版社:光文社
・ISBN-10:4334764304
・ISBN-13:978-4334764302
・発売日:2012/6/12

作者より

『アバター』に代表される3D映画、最新のゲーム、ディズニーランドのアトラクションなど、視覚、聴覚、体感に訴える映像メディアが、より実体験に近いものを再構築しようとしている昨今、活字だけがどんどん置いてきぼりを食らっているような感があります。活字の力ってこんなものだったのでしょうか。
私はこの作品の執筆にあたり、読者の皆様が活字を追うことにより、潮の香りや顔に当たる飛沫まで感じられるようなリアリティ溢れる質感を追求しました。活字の力が、3Dやバーチャル・リアリティなどといった体験型テクノロジーに勝ることを実証してみせようという高い志を掲げて挑みました。
それは、槍一本で最新兵器に挑むようなものなのかもしれません。しかし、それでも活字の力で『アバター』に勝ちたいのです。人類が生まれた頃から親しんできた文字の力は、最新テクノロジーごときに、容易に斃されるものではないはずです(まさに『アバター』と同じテーマですね)。
日本は島国でありながら、これまで世界に通用する海洋文学がありませんでした。私はこの作品を、メルヴィルの『白鯨』、コンラッドの『ロードジム』に匹敵する海洋文学のスタンダードにしたいと思っております。
船酔いして胃液吐いても、読者の皆様を船からは降ろしません(笑)。

あらすじ

イエズス会士レンヴァルト・シサットは、バチカンの査問委員会で枢機卿たちの鋭い追及を受けていた。欧州文化を上回る文化を有する日本という国家が遥か東方にあり、彼はそれを、「日本諸島実記」としてまとめ、提出したからである。シサットの「日本諸島実記」を「神への冒涜」、「荒唐無稽」ととらえた枢機卿たちは、彼に一日の猶予を与え、前言を取り消し、懺悔したならば不問に付すことにした。
その末席に連なっていた若き書記官ピエール・デ・トーレスは、彼の話に興味を持ち、その夜、彼の宿舎を訪ねた。そこで聞いた話は驚くべきものだった。
南伊豆を舞台に展開される豊臣水軍と謎の海人国水軍との死闘を、綿密な調査を元に描く疾風怒濤のスペクタクル合戦譚!

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