日本軍の先陣・加藤清正の鉄砲隊をあずかる佐屋嘉兵衛忠善と、朝鮮の
北辺・咸鏡道の役人である金宦(きんかん)。日本軍が破竹の進撃を続ける
中、他国を侵す戦いに疑問を抱き始めていた嘉兵衛と、都を落ちのびて咸鏡
道にきていた王子を守る金宦があいまみえる。

嘉兵衛と金宦、二人の人生が交錯する時、戦場に奇跡が……。日本と朝
鮮、戦う男たちの間に何があったのか。息もつかせぬ展開、怒濤のクライマック
ス。

「本屋が選ぶ時代小説大賞2011」受賞作の待望の文庫化。
PHP出版 文庫 800円(税込)
2013年11月11日発売
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